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たゆたう水面@小池貴之作品『扉の港』

¥77,000 税込

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ギャラリー冬青 12月期 小池 貴之写真展『扉の港』展示中作品

展示作品 No. 5「たゆたう水面」
価格:77,000円(税込・額装付き)

技法:湿板

作品サイズ:180mm×255mm
額装サイズ:16×20インチ(410mm×515mm)

会期:2025年12月5日(金)~ 12月27日(土) 11:00~19:00
※木曜日のみ22:00まで

<作家の言葉>
「開かれたる北の島 扉の港 はこだて」
母校の校歌に歌われるこの一節には、港町・函館とそこに生きる人々の息吹が凝縮されている。この言葉は、私の心に深く刻まれていた。

18歳で函館を離れ、内地へ進学した当時、私は故郷に特別な輝きを見出せずにいた。だが、時を経て函館をテーマに作品を制作する中で、呼び起こされた記憶と現在の視点が交錯し、故郷の奥深い味わいに気づかされた。

函館は、1859年に横浜や長崎などとともに日本初の貿易港として開港した。国際都市として花開いた箱館には、欧米の技術や文化が次々と流入し、その一つが写真術だった。函館は日本における写真発祥の地の一つでもある。

当時用いられた湿板写真は、その時代の息吹を今に伝える。私はこの古典的な湿板写真の技法で現代の函館を写し出すことで、過去と現在が交差する新たな景色を生み出したいと考えた。それは、開国の歴史を背景に持つ函館が、現代の人々の新たな活動とともに進化し続ける姿と響き合う。

「扉の港」というタイトルには、開港によって幕を開けた日本の夜明けと、人々を迎え入れ、交流と繁栄を築いてきた函館の歴史への敬意を込めた。

本展は北海道立函館美術館で開催された企画展「道南の精鋭シーズン2第2回小池貴之展(2025年7月〜9月)」を再構成したものである。

<作家略歴> 
1980年、北海道函館市(旧恵山町)生まれ
1999年、函館ラ・サール高等学校卒業
2005年、立命館大学大学院理工学研究科修了

東京、京都、函館を拠点に主に写真を用いた制作と発表を行う。
写真メディアが持つ物理的記録の機能に注目し、土地や人間の歴史、記憶を物質として表す制作をしている。
多くのプロジェクトは、ゼラチンシルバー、鶏卵紙、湿板写真等のアナログ技法を用いている。
近年の代表作として「Домой-シベリア鉄道」、「浜さ」、「光と気配」がある。
KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭 KG+SELECTファイナリスト(2023年)。


◼️個展
2025「道南の精鋭シーズン2第2回小池貴之展 扉の港」北海道立函館美術館、函館
2024「光と気配」金柑画廊、東京
2024「Домой -シベリア鉄道-」gallery classic、函館
2023「浜さ」TAIWAN PHOTO、台北
2023「浜さ」gallery classic、函館
2023「Домой -シベリア鉄道- 」[KG+ SELECT] 京都芸術センター
2023「浜さ」[KG+] Now & Then、京都
2022「浜さ」galleryMain、京都
2022「浜さ」Roonee 247 fine arts、東京
2022「街と体温 -香港-」新宿ゴールデン街 こどじ、東京
2022「浜さ」Paper Pool、東京
2021「Домой -シベリア鉄道-」gallery0369、津
2020「Давай -シベリア-」八文字屋、京都
2020「Домой -シベリア鉄道-」galleryMain、京都
2020「Домой -シベリア鉄道-」Roonee 247 fine arts、東京
2019「街と体温 -香港-」Paper Pool、東京
2005「現れた原風景」Photo Gallery ississ、京都
2003「モノクローム」Photo Gallery ississ、京都

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