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【ご予約受付中】パトリック・タベルナ写真集『NOS VIES PARTAGEES』
¥14,500
この度、ご好評につきパトリック・タベルナ写真集『NOS VIES PARTAGEES』の入荷が決定いたしました。 【写真集につきまして】 ▪️タイトル:『NOS VIES PARTAGEES』 by パトリック・タベルナ ▪️価格: 14,500円(税込)※日本国内送料無料 ▪️納期:ご注文いただいてから5週間後 ※ 限定入荷のため、最大お一人2冊までとさせていただきます。 ※着日時指定は不可とさせていただいております。 ご入金をいただきました後、ご予約を確定とさせていただきます。
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【2024年9月下旬刊行予定】眼 歩く1990~2023 by 竹谷出(Izuru TAKEYA)
¥6,600
【2024年9月下旬刊行予定】 眼 歩く1990~2023(Eng:Eyes on the move) by 竹谷出(Eng:Izuru TAKEYA) モノクロ写真500点 / 500 Photographs of Monochrome Print 155mm × 155mm
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いつか見た風景
¥2,860
北井一夫写真集「いつか見た風景」 2012年12月発行 2,600円+税 上製本/写真205点 サイズ 185×223×16mm 北井の作品は、多くの人に、懐かしい、どこかで見たことがある、と思わせる。それは実際に多くの人が体験している場面を選んだというわけではなく、北井本人だけが体験していることだ。しかしその時代に普遍的に行われている場面を的確に切り取ったからこそ、われわれはその時代の共有できるドキュメンメンタリーとして認識できるのだ。 これから北井一夫とはどのような写真家なのか、と問われれば、私は北井一夫とは普通の生活をドキュメンタリーとして撮影する写真家である、と答えようと思う。(東京都写真美術館 学芸員 藤村里美 テキストより一部抜粋)
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da.gasita
¥4,950
渡部さとる写真集「da.gasita」 4,500円+税 2023年1月発行 総ページ数45頁 唐突に幼い頃の冬の記憶がある。おぼろげではなく、今でも雪を踏む感触まで憶えている。 妹が母の背におぶわれていたから、僕はまだ4歳だ。 夕刻、母は妹を背負い、僕の手を引き雪の米沢の町を歩いている。 どこかに寄るとか、買い物をするわけでもなく、ただ歩いている。 小さな繁華街だから何度も同じところを行ったり来たりしている。 母の手を離すと置いていかれるような気がして手をしっかり握っていた。(著者あとがきより抜粋)
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聖地ニューオリンズ 聖者ルイ・アームストロング
¥1,980
外山喜雄 ・外山恵子写真集「聖地ニューオリンズ 聖者ルイ・アームストロング」 2008 年7月発行 1,800円+税 上製本/写真269点 サイズ 190x132x22mm 1968年にジャズの聖地ニューオリンズへジャズ武 者修行に旅立ったジャズ・ミュージシャンの夫妻が、5年間現地で暮らしながら撮りためた写真群。当時のニューオリンズの街並、そこに生きるジャズを愛する 人々の生き生きとした姿を捉えた貴重な写真が多く収められている。 著者「はじめに」より抜粋 「1968 年から1973年の5年間、私達はジャズ武者修行の合間、日本からやっていきた若い二人をやさしく迎え入れてくれたニューオリンズの街の写真を撮り続けて いた。貧しいけれども、底抜けにハッピーで、この上なく“スイングしている”黒人社会と、ジャズを生んだ独特の風習の数々。黒人街の教会、ジャズパレー ド、お葬式、屈託のない子供達・・・。サッチモがいつもニューオリンズの思い出として語っていた同じ“ジャズ天国”。サッチモの子供時代そのままのニュー オリンズがまだそっくりそこに残っていて、私達はもう夢中でシャッターを押し続けた。5年間で記録した“サッチモの隣人達”の写真は1万枚を超えた。 」
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SNOWY
¥3,850
萩原義弘写真集「SNOWY」 2008年1月発行 3,500円+税 上製本/写真81点 サイズ 228×307×18mm この写真集の撮影地は、北海道の炭鉱跡、東北の松尾鉱山跡,飛騨の神岡鉱山跡である。 これらの鉱山は、かつて石炭や貴重鉱物資源の採掘地として日本有数のものであった。 いま日本には、かつての栄華の跡をとどめる鉱山跡が各地にある。 ほとんどの鉱山跡は、ひと里離れた山中にあって、訪れる人もなく、住居跡や施設跡がそのままの姿をとどめている。 山中の冬はひとしお厳しい。写真家は、冬の鉱山跡を訪れているうちに、人の暮らしの残影に降り積もる雪の美しさにわれを忘れたのである。 それは、たんに造形的に美しいだけではなく、人がかつてそこに暮らし、それもそう遠くないころの賑わいをわずかに伝える。 これらのぬくもりのカケラの多くが、写真家をこの地に招いたのである。
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SNOWYⅡ
¥4,400
萩原義弘写真集「SNOWYⅡ」 2014年9月発行 4,000円+税 上製本/写真70点 サイズ 310×240×20mm 冬場の天気は変わりやすい。夜、月明りで撮影していると、急に曇ったり、雪が降ってきたりする。長時間露光の間に目まぐるしく変わる気象条件も加わり、それが1枚の作品となる。遠くからシカやフクロウの鳴き声が聞こえ、時にはキツネやタヌキが近くを歩いているのに気が付く。そして、自分自身の存在自体が自然と一体化していくように感じられる。 被写体と対峙していると施設の跡や主のいない炭鉱住宅が賑やかだった頃が脳裏に浮かんでは消えていく。私は、炭鉱や鉱山跡を廃墟だとは思っていない。人々が去り、たとえ朽ち果てようとしていても、そこには人々の存在が残っていると思う。人の記憶は次第に薄れ、やがてなくなってしまうだろう。しかし、撮影し作品化することで、少しでもその記憶や存在を留めることができるのではないだろうか。そして、日本の近代化や戦後復興に貢献してきた産業の証として後世に伝えることができると思う。 春の訪れと共に消え去る一冬限りの風変わりな光景。私が撮影しなければ、もう二度と見ることができない風景でもある。
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Nepal Is Calling
¥8,000
D.J.ヒンマン写真集「Nepal Is Calling ネパールからのたより」 7,273円+税 2022年10月発行 モノクロ写真100点 総ページ数112頁 2016年から2019年にネパールで撮影された2作目となる写真集。 アジア諸国を旅し”市場”から人々の暮らしを捉え直した1作目写真集「ICHIBA アジア市場を探歩する」(2021年 冬青社刊)に対して、本作は愛してやまないネパールに深化し、文化の大きく異なる地域ごとに4つの章から形成されています。繰り返し鳴り響く内なるネパールの呼び声に、撮ることで応答した意欲作。作家が魅了された混沌の世界へと見るものをいざなうでしょう。
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ゆ場
¥4,700
柳原美咲写真集「ゆ場」 4,273円+税 2022年8月発行 カラー写真86点 総ページ数96頁 柳原美咲 1991 年群馬県生まれ。写真家。 日本各地を旅して、湯のある景色とそこで出会った人々を撮影する。 2022年キヤノンギャラリー銀座・大阪にて写真展「ゆ場」を開催。
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KANYADA
¥3,080
カンヤダ写真集「KANYADA」 2,800円+税 2022年2月発行 総ページ数61頁 Kanyada Phatan(カンヤダ・プラテン) 写真家。スタジオジブリが日本で発行している月刊小冊子『熱風』にて、「From Pak Thong Chai」を連載中。毎月一枚の写真と詩を寄稿している。著書に『ジブリ美術館ものがたり』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、共著書に『どこから来たのか どこへ行くのか ゴロウは?』(徳間書店)、『ジブリの鈴木さんに聞いた仕事の名言。』(KADOKAWA)がある。
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長江 六千三百公里をゆく
¥4,950
竹田武史写真集「長江 六千三百公里をゆく」 4,500円+税 2021年9月発行 菊判上製本/モノクロ写真133点 総ページ数160頁
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天山南路
¥1,650
今岡昌子写真集「天山南路」 2005年11月発行 1,500円+税 並製本/写真109点 サイズ 152×180×10mm 気楽に行けそうで、実際はそうではなくなった土地というのも、いまでは少なくなったが、それでもシルクロードはまだまだ,簡単に行けるところではない。 この写真集は、ヒョンなことから行くことになった「シルクロード6000kmの旅」の集大成である。 小さくコンパクトにまとめられているとはいえ,取材時間は当初の5倍もかかったという。 それは、ひとえにこの土地が魅力的だったからであり、そのためにも通り一遍の取材で済ますことが出来なかったからである。 予算が許せば、もっと大判でページのたくさん取れる本にしたかったのだろうが,そうでなくとも,この土地に暮らす人たちが、たくましく、のんびり暮らしていることがよくわかる。 取材は,2004年から05年にかけてのものだが、それからわずかしかたっていないにもかかわらず、今日では,この辺境の地でも,都市かにむけて大きく変化していることを思うと、この記録は貴重だ。 何か,ニッポン人とは何かを考えるきっかけになるだろう。
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CUBA
¥3,850
井本礼子写真集「CUBA」 2015年7月中旬発行 3,500円+税 上製本/写真75点 サイズ 200x265x15mm 世の中には、現状に満足し、日々淡々と生き切れる人と、それとは逆に、ここではない遠い何処かに「居場所」を夢見て止まない人がいる。同じ環境に育った兄弟姉妹にもこの二種類の人間が存在し、両者の物の見方や考え方は似ても似つかない場合がある。何故だろう?そして、人にとって幸福とは何だろう?ベルギーの作家メーテルリンクの『青い鳥』の結びは、「幸せの青い鳥はお家の中にいました。」だった。「幸せはどこか遠い所ではなく、あなたの心の中にいつもある。」というメッセージの物語だ。それは真実かもしれない。しかしそれでも尚、「遥か向こうの何処かには、きっと何か良い事が待っている。」という期待を掻き消せない人々がいる。規則や制限が厳しい環境に育ったならば、尚更の事。 2014年2月、私はキューバに滞在し、現地の人々と会話する機会を多く得た。キューバはカリブ海の島国で、社会主義国である。政府から許可を得た、ごく僅かな国民だけが海を越える事ができる。キューバの教育・社会福祉政策は充実しており、教育費、医療費は全国民に対し無料である。食料危機でも起きない限り、毎日の食材は皆に保証されている。だがそれでも尚、ある種の人々は海の向こうに希望を抱く。私がこの滞在で一番考えさせられた事は、人にとって「居場所とは? 幸せとは?」という事だった。その答えは、人それぞれであるのだが、どういうわけか、幸せの在処を巡る「青い鳥」の物語が、私達の頭から離れないでいる。たとえ青い鳥が何処に居ようとも、人はその居場所を自分の目で確かめてみたいだけなのかもしれない。 2014年12月17日、「アメリカとキューバが、54年振りの国交正常化に向け交渉を開始する」というニュースが世界中に流れた。この協議がスムーズに進めば、今後、キューバの生活環境は確実に変わってゆくに違いない。現在の社会主義のあり方がどのように変化していくのかは未知であるが、仮に、キューバの人々が自由意志で青い鳥を探せるような日がやってくるならば、幸せを巡る物語は、ようやく「本当の始まり」を迎えることになるのであろう。
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MARGINAL LAND
¥2,530
海野未来雄写真集「MARGINAL LAND」 2007年4月発行 2,300円+税 上製本/写真40点 サイズ 217×262×13mm 2007年4月発行 2,300円+税 上製本/写真40点 サイズ 217×262×13mm
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パリ エッフェル塔
¥3,080
榎本聖一写真集「パリ エッフェル塔」 2014年2月発行 2,800円+税 上製本/写真65点 サイズ 207×233×13mm 約40年前、初めてパリを訪れて以来、頻繁にこの街に滞在した。人々の行き交う街路や広場、セーヌ河畔を彷徨して私を魅了する様々な光景にしばしば出合った。その時々に、樹木や建物の彼方に垣間見える高さ300メートルの鉄塔は私を強く惹きつけて止まなかった。特に、セーヌ河や舗道の水溜りの水面やショー・ウインドーのガラスに映るエッフェル塔の映像の美しさに見とれて時の経つのも忘れた。 エッフェル塔は、フランス革命100周年を記念して開催された1889年のパリ万国博覧会に初めてその威容を現した。当時、シャン・ド・マルスの会場を訪れた数多くの訪問客をエレベーターで上空に運び、かつて誰もが体験したことのない高みから、歴史が幾層にも交差するパリの眺望を四方から思う存分堪能させた。 大衆の間で熱狂的な支持を得たが、一部の芸術家・知識人は無用にして醜悪な塔で黒々とした巨大な工場の煙突だとか醜い骸骨だと酷評し喧々諤々たる議論を引き起こした。しかし、今ではパリの風景に無くてはならない存在になっており、パリさらにフランスの象徴としてのモニュマンの一つに数えられている。 その建設に当たり、技師ギュスターヴ・エッフェルは、フランス国内や世界各地での鉄橋の設計・施工で培った豊かな経験を生かした。合理的で緻密な計算に基づき、18,036個の鉄骨部材を使用し、250万本のリベットを打って組み上げ、最も重要な風圧の問題を解決して塔に十分な抵抗力を与えた。その結果、エッフェル塔に絶妙なバランスを備えた安定性と優美であり力強い独創的な造形美を生み出した。 エッフェル塔の写っている一連の写真が、塔への私の深い愛情の表出であり、さらに塔と私との間の親密な交感の結晶としての作品となっていることを願うばかりである。
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Thanaka
¥3,080
亀山仁写真集「Thanaka」 2013年6月発行 2,800円+税 上製本/写真79点 サイズ 200x225x16mm Thanaka/タナカとは、ミャンマーで主に女性や子供が頬や額に塗る化粧品のようなもので、東南アジアの強い陽射しから肌を守る効果があるという。柑橘系の木の樹皮を、水をたらした石板の上でこすり、ペースト状にして肌に塗る。鏡を見ながら丁寧に塗ったり、型紙を使い木の葉などの凝った模様を描く若い女性もいる。Thanakaはミャンマーを象徴する文化。
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1990年代北京
¥5,280
北井一夫写真集「1990年代北京」 2004年3月発行 4,800円+税 上製本/186頁 サイズ 305x225x24mm 北井は,年譜にもあるように、旧満州の鞍山の生まれである。当然、当時のことは知るよしもないが、北京は北井の母にとっての曾遊の地であり、わずか一度であったが生涯忘れられない土地であった。 1972年、日中国交回復後、北京を訪れた北井は,母が繰り返し語った、夢の中を歩いているような」まちなみと出会って感動する。 その20年後訪れた北京は、やはり静かで落ち着いたまちであったが、それは長くは続かなかった。 熱い経済が開始され、日本の高度成長経済とバブル経済が一緒になったような狂乱の時代を迎えた。 本書は、その中にあっても、静かで落ち着いた暮らしを続ける北京市民の当時の姿を写し出している。
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80年代フナバシストーリー
¥3,080
北井一夫写真集「80年代フナバシストーリー」 2006年10月発行 2,800円+税 上製本/写真86点 サイズ 158x231x17mm この写真集の原型は、『フナバシストーリー』(六興出版年)である。 北井は、40代の5年間、毎日のように船橋市内の公団の団地と近くの新興住宅を訪れ、そこに暮らす若い家族を撮影していた。 当時、日本のどこでも、これらの若い家族にとって団地は、新興住宅といわれる一戸建てに移る前の仮の住器と思われていた。 団地に住む家族の親の世代にとって、団地は仮のものであっても、そこで生まれ、育っていった子どもたちにとってそこが故郷となっていくのは当然のなりゆきであった。 本書は、船橋という東京の郊外都市、別名ベッドタウンとしてのフナバシの一画で暮らした人たちの80年代の記録である。 原型を大幅に改変し、再度編集し直してできあがったのが本書である。
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ドイツ表現派1920年代の旅
¥3,080
北井一夫写真集「ドイツ表現派1920年代の旅」 2008年7月発行 2,800円+税 上製本/写真35点 サイズ 198x264x13mm 第一次大戦後の1920年代、ヨーロッパを中心として,主に美術のジャンルで表現主義という芸術運動が起こった。 この運動は、またたく間に 世界に広がるとともに,建築の分野まで影響を受けた。 30年ほど前、北井は,建築されてから半世紀以上も経過しているにも関わらず、芸術における今日的意 義と革命性が一向に色あせていない建築群があることに注目し、表現派建築の取材を開始した。 ドイツ表現派建築とは、1920年代にその頂点に達したユート ピア的建築のことだが、 20年代という熱気の中で、既成の概念を破って建築されたことは記憶されつづけなくてはならない、という。
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Walking with Leica 1
¥2,530
北井一夫写真集「Walking with Leica 1」 2009年1月発行 2,300円+税 上製本/写真65点 サイズ 160×292×11mm 本書は、月刊「日本カメラ」誌で2005年1月号から2006年12月号まで連載された「ライカで散歩」を再編集したものである。 モチーフとしたものは、北井の身近かで起こったことや散歩の途中で見つけたものである。 いわば、だれにでもある日常のささやかな「贈り物」である。 この「贈り物」を作家は、さほど力を入れずに、あるがままの<わたし>を表現するものとして撮影していった。 作家は、このような作法をもたらしたきっかけについて、体力の衰えであると語っているが、そのことによって見えてきたものの中間報告が本書である。 しかし、本書が日の目を見たきっかけとなったのは体力の衰えであったが、そのことによって作家は過去とは別の位置にみずからを転位させて、みずからを見ていこうという試みともなった。
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Walking with Leica 2
¥2,530
北井一夫写真集「Walking with Leica 2」 2009年9月発行 2,300円+税 上製本/写真59点 サイズ 160×292×11mm 「ライカで散歩」 は、住んでいる家の近所を散歩することから始めたのだが、この頃は、外へ出ずに家の中だけで写真にならないかと考えるようになった。はじめは脱ぎすてた 「衣服」にまだ自分が残っているような気がしてそれを撮った。次に朝起きて抜け出したばかりの布団の「枕もと」を、そして何気なく窓のカーテンレールにぶ ら下がる「ハンガー」を、洗ってから食べるまでの「リンゴ」などを撮ると、面白くなって、次々にイメージが出るようになり、ついには妄想に突き動かされ て、作り事のようなかといって自然のままのような、自分でもよく分からないままに「ユズが3個」と「紙屑が3個」へと発展してしまった。 日本カメラの連載担当編集長がこの写真を見てついに「引き蘢りになってしまったみたいですね」とつぶやいた。そうか、引き蘢りとは楽しいものなのかと、私は声に出さずに心で思った。
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Walking with Leica 3
¥2,530
北井一夫写真集「Walking with Leica 3」 2011年12月発行 2,300円+税 上製本/写真56点 サイズ 160×292×12mm 1975年ごろからどうもヤンチャな北井さんもおとなしくなりはじめ、今の北井さんになってきた様子です。そして代表作の「村へ」と続いていく、なかでもマタギの話しはいいなあー。こうして北井さんの発表作品と話しを追っていくとなるほど「ライカで散歩」が重要な北井一夫写真集なのかがおぼろげながら見えてきました。 彼にとってライカで散歩はスケッチなんだな。 タブロー、写真でタブローという言葉があるかどうか、を写す為のスケッチあるいはデッサンなんだと気づいたわけです。 あらためて「ライカで散歩」のvol.1、vol.2を取り出して見ました。 今度のvol.3は前の二冊に比べて少しちがってきました。ところどころにタブローらしき作品があります。オヤ北井さんは頑張ってきたみたいって感じられる作品が。 でもちっともムリはしていないんですね。
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西班牙の夜
¥2,750
北井一夫写真集「西班牙の夜」 2011年1月発行 2,500円+税 上製本/写真42点 サイズ 200×265×10mm 1978 年、北井一夫は、フランコ没後のスペインを訪れた。フランコの死によってスペインは、明るさをとりもどしつつあったとされるが果たしてそうだったろうか。 北井のスペイン取材は、どこかで他者に対して身構えるスペイン人の取材であったが、そこには1930年代のあのスペイン人の陽気さはなく、夜の深さばかりが身にしみたように思えた。
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Kemonomichi
¥4,180
小林紀晴写真集「Kemonomichi」 2013年1月発行 3,800円+税 上製本/写真89点 サイズ 253x259x10mm 出雲から諏訪に神がやってくる以前、ミシャグチという土着の神が存在していた。 さかのぼれば縄文文化が繁栄していた。 出雲からの神、ミシャグチ、縄文。 この3つが諏訪湖と、屏風のように立ちはだかる八ヶ岳のあいだで、いまも蠢いている。 けっして過去のものではない。ときに、それらの力をひしひしと感じる。 何かをきっかけに、日常を乗り越え、忽然と姿を現し、ひとつになる。 その瞬間を、私は待つ。 やがて、目の前に、容易には見えなかった一筋の道があらわれる。 私はその奥へ、深く分け入ってみた。