1/4

雑乱

¥3,850 税込

なら 手数料無料の翌月払いでOK

※この商品は、最短で12月4日(水)にお届けします(お届け先によって、最短到着日に数日追加される場合があります)。

別途送料がかかります。送料を確認する

この商品は海外配送できる商品です。

2014年9月発行
3,500円+税
A4判/写真59点
サイズ 305x215x12mm

男と女は本能的にお互い惹かれ合い、一つになろうとする。この根源的な欲望が世の中の全ての事柄に影響を及ぼす大きなエネルギーを生み出す。ではなぜ理由もないのに自分のエネルギーをすべて費やして相手を愛し求め一つになろうとするのか。不思議に思う。もしかすると元は一体だったからではないのか。そう思った私はカップルを密着させ一体化させる事で愛のパワーを視覚化しようと試み続けている。二人の距離感が近ければ近い程、愛の強さは大きいと思う。万有引力も二つの物体間の距離が近い程パワーが大きいし、接着剤を使うときもなるべく薄くぬり広げて接着面同士を近づけたほうが接着力が増すではないか。密着する事は強いという事だ。
次の作品としてさらに強い愛を表現する方法は無いか試行錯誤していたときに、一生を終えた星がビックバンを起こしその後収縮してブラックホールになり、あらゆる物を吸い寄せるという話を思い出した。
そこで二人が生活する上で身の回りにある物たちをもろごと真空パックしてみることにした。スタジオに家の物をすべて持ち込む事は出来ないのでパックされる物は彼らに取捨選択され、そこからも彼らの個性がより凝縮していく。一緒にパックされた物等はカップルの共通言語で真空パックし密着されるという事は新たなカップルの愛の表現の形である。また、入れる物の選択や配置はするものの、空気を抜く過程で 計算外の動きをするため偶然性が極めて高い。その様子は一見雜乱としている様だが自然界の仕組みのように必然性と秩序があると思う。
予想もつかない表情が現われる。
しかし、それは究極のカップルの形なのである。
2人の雜乱とした小宇宙なのである。

商品をアプリでお気に入り
  • レビュー

    (0)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥3,850 税込

最近チェックした商品